MEMEと学ぶ英語#1
My husband had been lying to me for years.
私の夫が何年もの間、私に対して嘘をついていたんです。というタイトルの文章。
果たしてどんな嘘なんでしょうか。
日本語訳
私の夫が何年もの間、私に対して嘘をついていたんです。
初めてデートに行った時から、彼はいつも外食の際に料理についているピクルスを私にくれました。
最初のデートでは、サンドイッチ屋でピクルスの入ったサンドイッチを注文し、私が最初にピクルスを食べました。おそらく、その時に気づいたんでしょう。それ以来、彼はいつも自分のピクルスを私の皿に置いてくれ、私はそれを食べていました。でも、それについて深く考えることはありませんでした。
ある日、外食に行った時にピクルスが出てきました。冗談で彼にピクルスを差し出すと、驚くべきことに彼は受け取り、わずか4口で完食しました。私は少し驚いて、「待って、ピクルスが好きなの?」と尋ねると、彼は「そうだよ」と答えました。
ピクルスが好きなのに、なぜいつも私にくれたのかを聞くと、彼は「君がピクルスが好きだって知ってたからだよ。君の笑顔にはピクルス数切分の価値があるからね」と答えました。
解説
a sub shop
サブマリンサンドイッチを売っている店のことです。
外側が堅いパンを縦に切り、野菜やサラミを入れたサンドイッチは「サブマリンサンドイッチ」と呼ばれており、古くからアメリカ合衆国では親しまれている
wikipediaより引用
pick up on~
直訳すると「持ち上げる」といった意味になりますが、「気づく」や「理解する」といった比喩的な意味で使われます。
ever since
~して以来と言って意味になります。二つの単語を別々に考えてもわかりやすいかもしれません。
think twice
深く考える、再考する、といった意味です。二つ目の意味は単語通りなのでわかりやすいですね。
being silly
sillyがばかげたといった意味なので、馬鹿になる、つまりふざけるという意味です。文章中では冗談に対して使われていますが、ふざけたことをしている人に対して怒るときにも使えます。
”Don't be silly!” ふざけないで!
he ate the whole spear in four bites
単語自体は簡単そうですが、spearの意味が分かりにくかったかもしれません。このspearは槍という意味なのですが、それでは意味がよくわかりませんね。
In the United States, pickles are often served as a side dish accompanying meals. This usually takes the form of a "pickle spear", a pickled cucumber cut lengthwise into quarters or sixths.
wikipediaより引用
これでよくわかりましたね。つまり、アメリカでは "pickle spear"という形で提供されることが普通だそうです。縦に四等分または六等分されているので槍のようなのですね。こういった外国の文化を知れるのも英語を勉強することのいいところだと思います。
take aback
びっくりさせるという意味です。今回は受動態で使われていますね。abackというのはスペルミスなどではなく、逆帆になるという意味の単語だそうです。しかしこれは航海用語のようなので日常生活や受験勉強ではあまり使えませんね。(もし問題中に出てきたら注釈が乗っているのではないかと思います。)驚いてのけぞってしまうようなイメージを持つのがいいと思います。
So I asked him why, if he likes pickles, he always givesthem to me.
意味は取れると思いますが構造が少しわかりにくかったかもしれません。二つのコンマに挟まれた部分が挿入のようになっていますね。わかりやすい並べ方に戻すと、So I asked him if he likes pickles, why he always givesthem to me. となるのかな。
最後に
浮気などの悲しい嘘かと思いましたが、幸せなウソでしたね。これからも海外のネタ画像や洋楽の歌詞などを扱いながら英語の楽しさを伝えていけたらなと思っています。
ではまた。